BLOG
こんにちは。
ブロッコリーとカリフラワーの違いってわかりますか。
同じアブラナ科で花蕾(からい)を食べる野菜ですが、ブロッコリーは緑色、
カリフラワーは白色です。
見た目という観点からはカリフラワーは損をしているかもしれませんね。
2011年の農林水産省の野菜生産出荷統計によれば、ブロッコリーの約13万トンに対し、カリフラワーは約2万トンとなっています。
しかし、1985年まではカリフラワーの方が多かったのです。
色変わりを抑えるための冷蔵庫の普及やサラダの色どり、生産の手間からの
単価の違いなどからブロッコリーが逆転しました。
しかし最近カリフラワーには、円錐形のつぼみが幾何学的に並ぶ不思議な形の新種「ロマネスコ」が登場し、さらにオレンジ色の「オレンジ美星」も発売され、巻き返しを図っています。
ビタミンCがキャベツや小松菜などよりも多いブロッコリーとカリフラワーですが、ゆでた場合のビタミンC損失率はカリフラワーの方が少ないといわれており、見た目がユニークだったり、色どりが鮮やかな品種が世間に普及するとカリフラワーの「逆襲」があるかもしれません。
消費者としては、ブロッコリーもカリフラワーも、安全で、栄養価豊富で、
見た目も楽しめる、そんな改良や新種に大いに期待したいものです。