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ニッポニアニッポン 鴇のお話

3年くらい前に友人たちと佐渡へ行きました。
新潟まで新幹線、次に高速船で両津港に着き最初に行ったのが「トキの森公園」でした。
剥製や卵が展示されており、黒トキは戸外で飼われていましたが、いわゆる天然記念物の「トキ」は映像のみでした。
その「トキ」が野生復帰に向け掲げられた「佐渡島内に60羽定着」という目標が達成されたそうです。
60羽以上の個体が1年以上生存し、自然界で生まれた個体が含まれていることを確認したというのです。
「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づく「トキ保護増殖計画」に沿って、関係者の協同によって進められてきたものです。

この事業の当面の目標が2003年に「2015年頃に佐渡東部に60羽のトキを定着させる」といったものだったそうで、「トキ野生復帰ロードマップ」としていました。
それが、2014年6月時点で2008年9月~2012年10月に放鳥した個体と、1昨年から昨年にかけて自然界で生まれた個体と合わせ、さらに昨年6月の放鳥で飛び立った13羽の個体が「1年以上生存」に到達したため、合計72羽が生存していることがわかり、60羽定着という条件を満たしたそうです。
日本の鳥を代表するような「ニッポニアニッポン」という名前がついている「トキ」です。
新潟県、佐渡市、関係者の方々のたゆまぬ努力によって、目標の1年前倒しで達成できたというのは大変嬉しいことといえるのではないでしょうか。

さて、「トキの森公園」以外に行った所といえば、「佐渡金山」、「佐渡歴史伝説館」など。
金山では砂金採りをして、真野にある佐渡歴史伝説館では拉致被害者のジェンキンスさんにお会いしました。
真野は、曽我ひとみさんの家がある所で、ジェンキンスさんは売店で働いており、記念写真にも快く一緒に写ってくださいました。
お元気でしょうか?
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